不思議の国のアリスの原作のあらすじを、
イラストとともに紹介しています。
後編スタートです♪
*前編はこちら 「不思議の国のアリス☆あらすじ 前編」
**************************
13
ハトをなだめてもうかたほうのキノコをかじり
やっとのことで、もとの大きさにもどったアリス。
道を行くと公爵夫人(こうしゃくふじん)の家へ
たどりつきました。
14
台所ではコショウのけむりがたちこめ、
泣きわめく赤ん坊、
ふきげんな公爵夫人と物を投げる料理人のあらそいで
たいへんなさわぎ。
ついに公爵夫人はアリスに赤ちゃんをなげてよこし、
クロケーのしたくをしに行ってしまいました。
14
赤ちゃんをだっこして外につれだしたアリス。
ぶうぶう言う赤ん坊をのぞき込むと
いつのまにか子ブタになっています。
だいているのがばからしくなってじめんにおろすと、
子ブタはトコトコどこかへ行ってしまいました。
15
ふと気がつくと、
さっき公爵夫人の家の台所にいたチェシャ猫が
木の枝の上でニヤニヤしてアリスを見ていました。
「どちらへ行ったらいいかしら」
とアリスが尋ねると
「どちらでも」
と答えます。
チェシャ猫は、アリスに
ぼうし屋と三月ウサギのことを教えると
「クロケー場で会おう」
と言ってすうっと消えてしまいました。
16
三月ウサギの家の庭では
三月ウサギとぼうし屋とヤマネが
お茶会をしていました。
彼らとなぞなぞを楽しもうとしたアリスですが、
なかなか話しがかみ合わず、
ついには三人の言動にあきれてはらをたて、
さっさとその場を立ち去りました。
17
ドアのついた木を見つけたアリスは
さっそく中に入ってみました。
すると、そこは最初の広間につづいていたのです。
小さな扉のカギを開けて、
やっとあのお庭に出ることができました。
庭の入り口にはバラの木があり、
三人の庭師が
白いバラの花を赤いペンキでぬっています。
「どうしてバラをぬっているの?」
18
「赤いバラでないと女王様に首をはねられる」
と庭師が言いかけたとき、
トランプの兵隊と王家の大行列がやってきました。
行列の最後にはハートの王様と女王様。
女王がアリスを見つけて庭師のことをたずねましたが
アリスが知らないと答えると
怒ってさけびました
「このものの首をはねよ!」
19
「そんなのおかしいわ!」
けつぜんとしたアリスのたいど。
王様のなだめもあって、
女王はアリスでなく庭師たちの首をはねるよう命令しました。
(庭師たちはアリスが上手にかくまってあげました)
きげんを直した女王はアリスをクロケーの試合にさそいます。
でもボールはハリネズミだし、
クラブはフラミンゴ、
ボールをくぐらせるアーチはトランプの兵隊なので
試合場は大こんらんです。
20
この場からにげようかと考えはじめたアリス。
そこへ大きなチェシャ猫の、顔だけがあらわれました。
アリスがチェシャ猫とおしゃべりをしていると
王様がやってきました。
王様はチェシャ猫のたいどに怒って
女王に首をはねるよう命令してもらいますが、
顔だけの猫の首をどうはねるのか?
大もんだいになりました。
21
意見を求められたアリスは
「チェシャ猫は公爵夫人の猫だから
夫人に聞いてはどうかしら」
とこたえました。
ろうやから連れてこられた公爵夫人は
うってかわってきげんが良く
したしげにアリスに話しかけます。
でも女王が現れると
いちもくさんににげて行きました。
22
クロケーの試合が進むにつれ、
王と女王とアリスいがい
みんな処刑判決を受けていなくなってしまいました。
女王はアリスに
「ウミガメもどきは知っているか」
と尋ねます。
アリスが「知らない」と答えると、
グリフォンに
アリスをウミガメもどきのところへ案内するよう
命じました。
23
ウミガメもどきのところへやってきた
グリフォンとアリス。
ウミガメもどきはとても悲しそうに、
昔話を始めました。
勉強の話、遊びの話。
アリスも自分の冒険を話します。
歌や詩のあんしょうしていると、
遠くで「さいばんだ!」という声がしました。
24
法廷につれてこられたアリス。
さいばん官は王様で、
ばいしんいんは
いろんな動物たち。
白ウサギが読み上げたそじょうは、
女王の焼いたタルトを
ハートのジャックがとったというもの。
証人には、ぼうし屋と、公爵夫人の料理人、
最後にアリスが呼ばれました。
25
めちゃめちゃなさいばんの進行に、
アリスはたびたび意義(いぎ)をとなえます。
しまいには
「しょけいが先、はんけつはあと!」
と言い出した女王に
アリスは大反対。
女王が
「この者の首をはねよ!」
と言った時には
アリスはすっかり元の大きさに戻っていました。
「あなたたちなんか、ただのトランプじゃない!」
兵隊たちはいっせいにアリスに飛びかかりました。
26
おそいかかるトランプ兵をはらいのけようとしたら
・・・
気がつくとアリスは
お姉さんのひざまくらで眠っていたのでした。
アリスはお姉さんに、
夢の中での冒険を話して聞かせました。
お姉さんは、
お茶の時間に間に合うよう駆けていくアリスを見送りながら
この子がむじゃきな子どもの心を
ずっと持ちつづけてほしいと思うのでした。
終わり
*「ウミガメもどき」の訳は河合祥一朗氏訳「不思議の国のアリス」から引用させていただきました
*前編はこちら→「不思議の国のアリス☆あらすじ 前編」
*このイラストは、
Alice in Calendar Pad
という作品集にまとめられています。
イラストを楽しみながら、
日めくりカレンダーとしてもご利用ください☆
*残り部数希少となっています、お早めに♪
壁掛け、机置きの両方に対応しています
日付確認という実用もさることながら、
好きな色・絵のページに固定して、
インテリアの差し色としてもお楽しみください♪
Web未公開のイラストも2枚収納されています!
