こんにちは、Atelier Aliceオーナー、イラストレーターの歓崎花鈴です。
先週、10月18日〜20日の三日間、上海で開催された
チャイナライセンシングEXPO2017 に出展してまいりました。
私にとってははじめてのライセンス展、
新しい試み、勉強で
慌ただしく準備をし、至らなかったこともありましたが、
とても楽しく有意義な体験ができました。
会場はこちら、上海新国際博覧中心。
東京ビッグサイトのような感じです。
平屋(?)でだいぶ広かったです。
日本では冷たい雨続きでしたが、こちらは曇りで助かりました。
大きな三角形の中庭、ここは催しによっては野外ステージにもなるのかな。
いろんなキャラクターの人形、オブジェが並んでいました。
こちらは会場前の広場。
今回、中国のおもちゃ、子ども用品のショーも併催されていて、
ライセンス展は比率としては2割くらいでした。
ライセンシングEXPOE2ホールはこんな配置。
ピンクで囲われているのがジャパンパビリオンです。
ジャパンパビリオンの、クリエイターブースの一角をお借りしました。
今回7人のクリエイターでの参加、
ご一緒させていただいたことでいろんな話もできて、展示も拝見して
とっても勉強になりました。
また、日本からの出展社さんともお話したり名刺交換できて、
世界が広がりました。
背面のポスターは、協会の方で原稿を取りまとめて、現地で印刷していただきました。
発色きれいで大満足です。アリスだけ新作しました。
解像度150くらいでしたが充分でした。
ライセンス展ですので、チラシは少なめで350部くらい持って行きました。
中国語版で余っても国内で使うこともないし、持って帰るとなったら重いので
全部まいてくるのが目標でしたが
どうも一般の方の来場者も多いのか、どんどんなくなってしまいました。
会場はお客さんの波があって、空いたり混雑したりでした。
広いせいか、クリエイターEXPOやデザフェスよりゆったりしていましたが
立ち寄る方はやはり目的あってきてる方が多いので盛り上がっていました。
ところでご覧の通り、私のコンテンツだけ異色だと思うのですが、
案の定、いま中国ですぐに必要とされているのはデフォルメの効いたキャラクターのようでした。
並催されているのがおもちゃ、子ども用品というのもあったかもしれません。
アリスは日本より知られていなさそうです。
そんなわけで私は割とみなさんより暇でした^^;
しかし台湾の会社の方に、
あなたの絵は少し年齢層が高めに合っていて台湾向きです、と言っていただき、
他にも同じご意見を伺ったりしました。
最初から台湾に狙いを定めていたので、とても嬉しいです。
来年は台湾に行けたらいいなと思っています。
中国はこれからキャラクタービジネスが大きく展開すると予想されています。
街を歩いていると変わった建物やオブジェをよく見るので、
派手好き、変わった物好きな国民性を感じます^^
なので、デフォルメの効いた、ひねりのあるキャラクターが受けそうだなっていうのが
私の予想です。
私のアリスは、絵画的、文学的、インテリアを含めて目指しているので
いますぐの需要は見込めなそうです。
でもだから先駆けとしてチャレンジするのも、いいのかもしれませんし
グッズでないところから切り込んで行くとか、戦略が要りそうです。
そんな風に俯瞰して自分のコンテンツ、国による違いなどを考えることができたのが、
やはり行ってみなければ分からなかったことでとても画期的でした。
昨年描いた日めくりカレンダーの絵に2枚描き足して、動画絵本にして展示しました。
近々youtubeでも公開したいと思います。お楽しみに!
日野氏に作ってもらった木のブローチやミニ額は人気で
手にとってしげしげと見つめられることが度々ありました。
売ってくれますか?って聞かれたほどです(通訳してもらいました^^;)
凝った細工といえば中国人の十八番?な気がしますが、
こういうのも好まれるみたいです。
今回のEXPOをご縁にお会いした方、お世話してくださったCBLAの皆様、
一緒に参加したクリエーターの皆様、
通訳でご尽力いただいた台湾のエージェンシーSTUDENさんのお二人
応援してくれたお友達、SNSのフォロワーの皆様、
留守に子どもたちを助けてくれた友達、家族、
何もかも本当にありがとうございました。
中国はこわいイメージを持っていたのが、
近年お仕事などのご縁で変わってきていて、
今回、街でも親切にしていただいたことも多々あり、
食べ物は何もかもおいしくて、すっかりイメージがかわりました。
上海と他の都市でまた違うのかもしれませんが!
また、無愛想で合理的なのも、性格の違いなんだなあと。
日本人は人に気を使いすぎて心病んだりするけど、
自分に正直な方が元気ですね。
パワフルできっと鬱病の人口は少ないだろうなあと思いました。
せっかくなので、充実していたアフターファイブの観光編もまとめたいと思います。
お楽しみに!